食事制限でダイエットをするなら、健康的に痩せたいですよね。カロリーを制限すると言っても、栄養が偏らないよう気を配ってみてください。
「食事制限だけでやせる5つのポイント」では食事管理全般についてお話しているので、あわせて読んでいただくと理解が深まると思います。
基本の5大栄養素
そこで気になる、栄養バランス。私たちは普段の食事で、1日あたりどれぐらいの栄養を摂取すれば良いのでしょうか。まずは、基本の5大栄養素について簡単にご紹介します。
炭水化物
炭水化物は、「糖質」と「食物繊維」で構成されています。糖質は体のエネルギーとして使われ、たんぱく質や脂質よりも素早く活用されます。1gあたり4kcalのエネルギーになります。
たんぱく質
たんぱく質は、体重の約5分の1を占め、私たち人間が生きるために重要な栄養。たんぱく質の材料となるアミノ酸のうち、体内では生成できない「必須アミノ酸」は意識して摂るようにしましょう。1gあたり4kcalのエネルギーになります。
脂質
炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素のうち、最も高いエネルギーになります。そのためカロリーも高いですが、細胞膜やホルモンを形成するものなので、適量は摂るべきです。1gあたり9kcalのエネルギーになります。
ビタミン
ビタミンは三大栄養素のようにエネルギー源にはなりませんが、体内の酵素を助ける補酵素として栄養素の調整を行い、健康な体をつくるために働きます。野菜、果物、肉類、魚類に多く含まれます。
ミネラル
カルシウムや鉄分がこれに当たります。ミネラルもビタミンと同様に、体の機能の維持に役立ちます。摂取する量は少量で良いですが、ビタミンとは違い体を構成する要素。
理想的な栄養素のカロリー比率
1日に必要なカロリーのうち、それぞれの栄養を以下の比率で摂取することが良いとされています。
炭水化物 60%
たんぱく質 15-20%
脂質 20-25%
普段の食生活の中で、カロリー以外も気にするのはなかなか大変ですが、バランスよく栄養素を摂取することで、健康的なダイエットができるのでできるだけ心がけるようにしましょう。
主食、主菜、副菜、小鉢、汁物5種を毎回の食事に摂り入れると、自然と栄養バランスの取れた食事内容になっていることが多いです。品数が多い和食中心の生活にすると◎