ジムにあるランニングマシン(トレッドミル・ルームランナー)などの有酸素マシンに表示される消費カロリー、あれって実際どこまで正確なのかって気になりますよね。
実際どうなのかちょっと調べてみました。
マシンを利用した運動メニューについてはダイエットでやせるための運動メニューでまとめていますので気になる方はぜひチェックしてみてください。
筋トレも含めたジムでの運動消費カロリーがどれくらいになるかについては以下の記事でまとめています。
トレッドミルに表示されるカロリーは嘘?
ジムのランニングマシンに表示されるカロリー表示は、確かに目安に過ぎないものの「嘘」というわけではありません。
マシンはあくまで一般的な体重や年齢、性別に基づいた標準的な計算を元にしていて、個々の体質や体力、走るペースなどに完全にフィットするわけではありませんが、ランニングの消費カロリーを知るうえで参考になるデータです。
確かに、もう少し精度の高い計算が知りたい場合は、スマートウォッチやフィットネストラッカーを併用するのも一案。
しかし、ランニングマシンのカロリー表示も運動量の目安としては十分活用できますので、励みにして頑張っていきましょう。
トレッドミルに表示されるのは体重60kgの消費カロリー
ランニングマシン(トレッドミル)、クロストレーナーなどの有酸素運動マシン(モニターが付いていないもの)に表示されるカロリーは「体重60kgの人の場合」として計算されているようです。
日本人男性の平均体重が60㎏台前半なので60㎏にしてるという話です。
なので、「100kcal消費」と表示されてもうのみにしないようにしましょう。もし体重が48㎏なのであれば、表示されたカロリーに0.8をかけると目安としての摂取カロリーを知ることができます。
ただ、カーブスなど女性専用のジムの場合は、女性の平均体重に合わせている可能性もあるので、スタッフに聞くことをおすすめします。
体重を入力できるトレッドミルもある
マシンによっては、体重や年齢を入力できるものもあります。事前に情報を入れておくとより正確な消費カロリーを知ることができます。
さらに、運動中の心拍数を計測してくれるマシンもあります。例えば、トレッドミルだと前面のハンドルを握りしめることで心拍数をはかることができます。
ランニングだとつかまりながら走りにくいですが、ウォーキングなら計測しやすいです。
カロリー計算するなら大切な数値
有酸素運動系マシンに表示される消費カロリーは、必ず正確な数字が出るというわけではないので、目安としてみていた方が無難です。
しかし、カロリーコントロールをしている場合には大切な数値になるので、より正確に出すためにも体重に合わせた数字で計算しましょう。
また、アプリなどで手入力する際、ウォーキングは時速、バイクは負荷レベルで選ぶと思うのですが、それを実際に行った有酸素運動に換算するのは難しいので、やはり表示カロリーを使用した方がかなり楽になります。
例えばこんな感じです。
・ウォーキング趣味[非常に楽]
・ウォーキング通勤[楽な]
・坂道ウォーキング[きつい]
この3つから選ぶ場合、「非常に楽」と「楽」が分かりずらいですし、ずーっと同じ負荷レベルでやらないことも多いので計算がとても面倒になります。
そういった意味でもマシンに表示されるカロリーの活用はとても便利だといえます。
トレッドミルの消費カロリー
トレッドミル(ランニングマシン)を利用した消費カロリーは、実際に屋外で走るジョギングやランニングと同じとされています。
以下は国立健康・栄養研究所で公開されているMETS表です。METsとは運動強度の単位で、安静時を1としたときと比べて何倍のエネルギーを消費するかを表すものです。
実際に消費したカロリーを計算するときに必要になるので、ランニング速度ごとのMETsを知っておく必要があります。
METs | 個別活動 |
6.0 | 時速6.4km |
8.3 | 時速8.0km |
9.0 | 時速8.4km |
9.8 | 時速9.7km |
10.5 | 時速10.8km |
11.0 | 時速11.3km |
11.5 | 時速12.1km |
11.8 | 時速12.9km |
12.3 | 時速13.8km |
12.8 | 時速14.5km |
14.5 | 時速16.1km |
16.0 | 時速17.7km |
19.0 | 時速19.3km |
19.8 | 時速20.9km |
23.0 | 時速22.5km |
METs(メッツ)を利用した消費カロリーの計算方法
METs(メッツ)を利用した消費カロリーの計算方法は以下のようになります。
消費カロリー=METs×時間×体重(kg)×1.05
例えば体重50kgの人が時速10.8kmで30分ランニングを行った場合、10.5×(30÷60)×50×1.05という計算式になり、答えは約275kcalになります。
ずっと同じ速さで走ることはないかもしれませんが、知っておくと便利です。
体重別トレッドミルの消費カロリー目安
トレッドミルを使ったウォーキングとランニングの消費カロリー目安を表にしました。METsの計算が面倒という方は参考にしていただければと思います。
トレッドミルを使用したウォーキングの消費カロリー
早歩き(時速約5㎞)の消費カロリー目安です。
50kg | 60㎏ | 70㎏ | 80㎏ | |
---|---|---|---|---|
15分 | 46kcal | 55kcal | 64kcal | 73kcal |
30分 | 92kcal | 110kcal | 129kcal | 147kcal |
45分 | 138kcal | 165kcal | 193kcal | 220kcal |
1時間 | 184kcal | 220kcal | 257kcal | 294kcal |
トレッドミルを使用したランニングの消費カロリー
時速約8㎞で走ったときの消費カロリー目安です。
50kg | 60kg | 70kg | 80kg | |
---|---|---|---|---|
15分 | 105kcal | 126kcal | 147kcal | 168kcal |
30分 | 210kcal | 252kcal | 294kcal | 336kcal |
45分 | 315kcal | 378kcal | 441kcal | 504kcal |
1時間 | 420kcal | 504kcal | 588kcal | 672kcal |
有酸素マシンで一番カロリーを消費するものは?
有酸素マシンは、主なものでトレッドミル(ランニングマシン)、エアロバイク、クロストレーナーの3つがああります。ダイエットを目的としているならば、消費カロリーが一番高いものを選びたいところですが・・・実は、1番を決めるのはちょっと難しいことだったりします。
まず、エアロバイクについては、ほとんど下半身のみを使用するので、その他2つに比べると負荷は下がり、消費カロリーも低くなります。
しかし、トレッドミルとクロストレーナーについては、どちらも全身を使うことになるので消費カロリーに大きな違いはないといえます。
ちなみに、私が普段使用しているマシンの場合だとクロストレーナーの消費カロリーが一番高くなります。
クロストレーナー | 強度・傾斜レベル4 | 250kcal |
トレッドミル | 速度4㎞ 傾斜15度 | 220kcal |
エアロバイク | 強度レベル4 | 110kcal |
すべて30分間使用した時の消費カロリーです。トレッドミルではいつもウォーキングを行っています。これを、傾斜を下げてランニングに変えると少し消費カロリーを増やすことができます。
有酸素マシンで痩せる便利グッズ
基本的に有酸素運動を継続して行えば、カロリーは消費されます。しかし、個人差があったり停滞期などで結果が出るまで時間がかかることもあります。
そういうときに役立つアイテムをいくつかご紹介します。
運動前のチャコールバターコーヒー
コーヒーは有酸素運動をする約30分前に飲むと脂肪燃焼効果が高まることが分かっています。たくさん飲む必要はなく、コンビニなどで売っている1缶分でOK。
脂肪燃焼効果が高いコーヒーとしてはチャコールコーヒーやバターコーヒー有名ですが、大きなドラッグストアに置いているのでぜひチェックしてみてください。
ダイエットに特化したチャコールバターコーヒーはインターネットでも購入することができます。
筋トレ後のプロテイン
もし有酸素運動の前に筋トレをしている場合、筋トレ後にプロテインを摂取すると筋肉量がアップしやすくなり脂肪燃焼効果が高まるのでおすすめです。
飲むタイミングは筋トレをしてから20~30分後がベスト。体内でたんぱく質が合成されます。(コーヒーは筋トレ30分前に飲めばOKです。)
プロテインは市販されているSAVASシリーズやDHCなどでもOKですが、長く続けるとコスパが悪くなるので、粉状のものをまとめて買う方がいいかなと思います。これもチャコールコーヒー同様ドラッグストアで販売されています。
ここでは2つ個人的におすすめのプロテインをご紹介します。
ウルトラ プロテイン
一番おすすめなのがウルトラプロテイン。WPIとWPCが両方入った純度の高いプロテイン配合で、甘味料、合成着色料、保存料などの添加物は使用されていません。
やや値段が高いので毎日は飲んでいませんが、「今日はたくさんトレーニングした!」って日には必ず飲んでいます。個人的にはクリアストロベリー風味が一番おいしいと思っています。
ビーレジェンドプロテイン
1kg4,000円以下で購入できるプロテインです。コラボが多く、私もくまモンバージョンを以前購入して飲んでいました。いろんな味が選べるので飽きずに続けられます。
着圧インナー
背筋を調整し各部のバランスを引き締めることで体感も同時に鍛えられる着圧インナーもおすすめです。ウォーキングやランニングなど正しい姿勢で行うことでインナーマッスルを刺激しカロリー消費がアップします。
ジムのトレーニングも正しい姿勢で行えるため、効かせたい部位にピンポイントでアプローチします。
今のところ女性用のみの販売になります。
まとめ
有酸素マシンに表示される消費カロリーは体重60㎏の人の場合として計算されていることが多いです。
目安ではありますが、表示カロリーもそこそこ使えるので、使えるものは使っていきましょう。
有酸素運動は続けていくうちに汗をかきやすくなります。「ダイエットを始めてから汗をかきやすくなったな」と感じたら、脂肪が燃焼している証拠でもありますので、頑張って続けていきましょう୧(⑉•̀ㅁ•́⑉)૭✧