「ダイエット」と言うと、まず食事制限を始める人が多いのではないでしょうか。特に若い女性に多く、ダイエット中だから食べないというセリフをよく耳にします。
そもそも、ダイエットの基本は「エネルギーを摂取する量を減らして消費する量を増やす」ということ。したがって食事制限も正しい方法です。しかし状況によっては、必ずしも食事制限をしなければ痩せないとは限りません。
食事制限のやり方については、「食事制限だけでやせる5つのポイント」にまとめています。食事制限が難しいと考えている方にも一度読んでいただければと思います。
食事制限が必要ない人ってどんな人?
食事制限が必要ない人は大きく分けて2パターンあります。
普段から運動をしている人
上記のように、食事制限はエネルギーの摂取量を減らすこと。逆の見方をすれば、運動をすることでエネルギー消費量が減らせます。そのため定期的に運動をする習慣がある人は、食事制限が必要とは言い切れません。
ちなみに、運動習慣のある人の割合は33.4%、女性が25.1%(国民健康・栄養調査報告2019)。この10年間で見ると女性が減少しています。年齢でみると、男女とも70歳以上が最も高く、20~40代の割合が低くなっています。
ここ数年のコロナ禍も運動不足をより深刻にさせている状況です。
運動をせず代謝が悪いままでは、ダイエットの効果も思うように発揮できません。可能であれば、適度な運動で体のコンディションを整えてから食事制限に移るのが理想的です。もちろん、運動しているからと言って食べ過ぎは禁物ですよ。
食事制限と年齢
10代・20代の若い頃は、代謝量が多いため食べ過ぎや頻繁な飲み会など多少の無理をしても太りにくく、必ずしも食事制限が必要というわけではありません。
逆に、若いうちから糖質や脂肪を制限しすぎると、栄養不足で老化を早めることもあるので要注意。食事制限ダイエットを行う場合は、栄養素が偏らないように意識しましょう。
年齢を重ねると徐々に代謝が落ち、若い頃と同じ量を食べても太ってしまうように…。そんな場合には食事制限が効果的です。